細かいテクニック… めにゅ〜
■1■ 97/10/26
★プロペラシャフト…その1
★プロペラシャフト…その2
★ステープラについて…
★各種ステープラ加工
★スーパー1加工のコツ
★スポンジタイヤのなじませ方
■2■ 97/03/22
★音でチューニングだ!!
■3■ 97/02/05
★廃物でモータの保存
■4■ 97/04/06
★グリスアップのワザ
★続、ステープラの使い道
★ホイルまわりのぶれ修正
■5■ 97/10/11
★スライドダンパー・ブレーキ
★スーパーFMのスイッチ
★ホイルの固定法


プロペラシャフトのピニオン…その1

ミニ四駆を始めて一番最初に手をつけた部分は、まずこれからでした。
ピニオンとシャーシ、スパーギアやクラウンギアとの面接触部分を減らし、駆動ロス(誰が言ったか、抵抗抜きって言うらしいね)を減らすために行う加工です。(非力なモータで追及してゆくとこういう積み重ねも重要になってきます)
某テクニック本などで、カッターややすりを使って加工する方法が紹介されていますが、子供も含めて慣れないオトナでもちょいと難しいのではないでしょうか? ヘタをすれば肝心のシャフトを傷つけかねませんね。

…そこで、道具として使うのが「爪切り」です。
ピニオンの歯は、面接触を減らすのが目的ですので、そんなに多く切る必要はありません。
切りすぎると、逆にピニオンが抜けやすくなるので注意してください。

プロペラシャフトのピニオン…その2

ピニオンがゆるんでくるトラブルなどでお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
ピニオンの前後のクリアランスを調整しても、ちょっとしたショックの積み重ねで、どうしてもゆるくなってしまいますね。
これは、ゆるんでしまった場合の対処法です。
(この方法は「緩んでもトラブルにならないための対策」であり、
ドライブシャフトにピニオンギアを確実に固定する方法ではありません。)


一度ピニオンもプロペラシャフトもきれいに油をとります。(もちろんピニオンの穴の中も…)そして、シャフトに2ミリほどピニオンを差し込みピンバイス(ミニ四駆には必需品。ドリルの歯を手の力で回してプラスチックなどに穴を開ける道具)の2ミリ以上のもので、すり鉢のようにちょいとえぐります。
再び、奥まで入れてクリアランスを調整します。
削った部分に、瞬間接着剤を盛ります。

また、この一度目の「盛り」でしばらくはピニオンとシャフトがくっついていますが、ピニオンギアはナイロン樹脂であるため瞬間接着剤 では接着できません。金属であるシャフトには接着剤がなじみむことに依存しています…
この加工の説明としては、左の断面図のように、接着剤が『くさび』のような状態になり、ピニオンがこれ以上広がらないようにすることが最大の目的であります。

このあと、ゆるんだらピニオンを内側にずらして、『接着剤のくさび部分』にほんの少し接着剤をつけ、素早くピニオンを元に戻せばオーケーです。

しかし、この加工後にピニオンがゆるんだとしても駆動効率においては特に問題になるモノではないと、ワタシは考えます。

また、これ以上強固に固定したい場合はペンチなどでピニオンギアが刺さっている部分に傷を付ける。…いわゆるローレット加工になるわけですが、シャフトを変形させる加工となるので、最悪の場合ピニオンの外形が歪む事となるので注意が必要です。
なるべく均等な力で「×」(シャフトに対して45度づつ…)になるように4箇所ほど傷を入れておきます。

ステープラについて…

いわゆる、ホチキスのコマ(つめ?タマ?)です。
ミニ四駆を作っていると、やたらと出るゴミですが、こんなものでさえ役にたちます。
図は、ステープラモータサポート、ステープラワッシャ、その他です。

以下に代表的な使い道があります。

各種ステープラ加工

『ボディ・ガタつき防止加工』(a)
これは、主にハイマウントやらでボディにローラーをセットする方にはお勧めします。
シャーシ後端のボディキャッチ両端にステープラをほんの少し切って貼り付けます。
…ここはステープラでなくても、キットのシールの余白部分を張り付けても一時的な代用ができます。他の箇所でもさまざまな調整にシールは重宝しますので活用してください。

『ステープラ・モータ・サポート』(b)
この加工は主に、タイプ5シャーシ向けです。
スーパー1シャーシにはアルミモータサポートが発売されていますが、タイプ5にはありませんので自分で作りました。まぁ「必要ない」という方もおられますが、暇な方はマネしてみてください。
スーパー1、タイプ5に限らず、アルミモータサポートの代用として、ワタシのほとんどのマシンに装着しています。

平気でやっているワタシですが、ちょー難しいです(笑)


スーパー1シャーシの加工のコツ

 『モータケースがっちり君』
フルカウル系は、ボディがモータケースそのものを押さえ付けてくれるので、あまり外れることはありませんが、スーパーミニ四駆系などは、レース本番でたまに外れてしまうことがあります。
そこで、図(c)のようにゴールドターミナルのスポンジや、キットのシールの余白(3まいくらいかな?)などを貼り付けると外れにくくなります。
なお、モータケースの爪より2ミリほど上に貼らないとモータケースそのものがシャーシに収めにくくなります…
図(d)はランナーから切り離す段階で残しておくという方法です。


レストン・スポンジ・タイヤのなじませ方

ミニ四駆も長くやっていると、いろいろ不要なモノが増えますよね(笑)
曲がったりして不要になったシャフトを、ホイルとタイヤのあいだに入れ、ちょうど『プリンを型から抜くような』要領で指先でシャフトを回転させながら、タイヤを均等になじませます。

両面テープのことを気にされる方がいらっしゃいますが、テープはほとんどホイルにへばりつくので、大丈夫です。均等にできなくてタイヤサンダーに頼っている方はお試しください。


細かいテクニック…

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