見た目ではわからん!音でチューニングだ!!
1.まずモータから調べます。
カウンタギアを抜いて、モータだけ回してみましょう。
モータがいくつか手元にあれば、比較してなるべく音の小さなのをチョイスしてください。もしも音が大きいようでしたら、すべてモータの音に消されてしまうので、これ以後のチェックが難しくなります。
ちなみに、モータはゲロゲロと音をたてても「良く回っているからそゆ音なんだぜ」っちゅうヘソ曲がりもありますからね〜(笑)
チェック専用モータを手持ちのモータから探して用意しておくのも手です。
で、モータの音そのものを覚えておきます。(無理だよという人は、モータの回転音の聞き比べを近くにいる人に頼みましょう)
2.カウンタギアを装着して、カウンタギアのシャフトから音がしないかをチェック
カウンタギアのシャフト穴とカウンタギアのシャフトのグリスなどをきれいに拭きとって下さい。
モータをつけないで、カウンタギアを弾いて回してみましょう。
スムースに回るのが理想で、この段階でブレブレやシブシブなら交換です。
ここもプロペラシャフトもそうなのですが、塗布するグリスが多い場合には逆に抵抗になっていることを実感できる人もいるでしょう。ラッキー!
で、モータを装着してカウンタギアを回してみましょう。
指で弾いた以上の回転で回りますから、さらにチェックが厳しくできます。
ここでの最大ポイントはグリスの量です。
前の作業のままでは多少音がするはずです。ほ〜んの少しグリスアップします。どこでもそうですが、各部のグリスの量っていうのは適量っていうのがありますから、これらのチェックでぜひ体得してくださいネ。
黒カウンタや超速ギアにベアリングを入れている方ははずしてチェックしましょうね。外し方はカウンタのシャフトをベアリング側からちょいと入れて、その突っ込んだシャフトとカウンタギアをベアリング位置で折るようにするとカンタンに外せます。なお、カウンタに入れるベアリングは、ワタシにとって無用の長物です。
(もし、入れるのなら、ハトメの方が良いでしょうけど、ほとんど意味がないと思っています)
また、カウンタギアのシャフトそのものがいっしょになってクルクル回っている場合がありますが、それはモータ側からシャフトの端がちょいと見えますので確認してみてください。
クルクル回っていると、そのうち軸受けがユルユルになりトラブルの元になるとワタシは考えております。
で、カウンタシャフトの接着ですが、カウンタギアを外してシャフトを残し、そのままギアカバーを付けてモータ側から浸透性のある瞬間接着剤でカウンタシャフトを留めます。
3.プロペラシャフトを外して、カウンタギアとスパーギアの噛み合いを音から判断します。
スーパー1シャーシはここのクリアランスのバラつきがあったりします。
しかし、粗雑な組み立てであっても、アルミモータサポート装着しただけであっても、一度トラブルがあってからでも、何らかの理由で理想位置になる場合もありますが、これがミニ四駆の妙です。(爆)
また、電池の具合や電極金具の具合でもここら辺のテンションの度合がかなり違ってきますので、それらに影響されないためにも逆方向からの対策が必要なのです。
チェック法…
回している状態で、ギアケース(シャーシ後端に乗っている四角い部分)を後ろから押すと音の変わることがあったりします。そのほとんどが静かになるパターンだったりします。もし、そのようなら「カウンタとスパーがキツイ」のです。
(回転音が上がるのを耳で確認できます)
もしくはモータをはずしてシブシブ度をチェックします。(上級者?!)
対処法…
キットシールの余白を2ミリ幅に切って用意し、必要に応じて2ミリ程の長さに切って、調節に使います。
張り付ける場所は、ボディーキャッチのくぼんでいるあたりのシャーシ内側です。(そこにギアケースの後端が当たっています。確認してください)
音を確かめながら1枚ずつ貼って調節してください。
4.プロペラシャフトまわりのチェック
これは音ではないですが、ギャップ(ピニオンとピニオンの間隔)のチェックです。
ワタシは組み立て説明書2枚分くらいの厚みを目安にしています。
リア側のピニオンの周りには余裕がありませんので、念入りに調整する必要があります。
また、曲がり具合もチェックしていただきたいのですが、難しいですよね。
ワタシは光にかざして光の具合で曲がりをチェックしています。
難しいといえば、わかりにくい曲がりを直すんですから、すごく神経を使うので難しいんです。
5.ホイルシャフトとホイルバランス
A6パーツの摩耗、ハトメの油切れ、ベアリングのサビ、シャフトの曲がり、ホイルの歪み、タイヤ、ホイルのバランスの各所をチェックをします。
ホイルバランスも重要です。
実車でも、バランスを取ったら、燃費が良くなったという経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう?
横から見てホイルが丸くないで歪んでいるようでしたら、それだけでもロスになります。スピードが上がるにつれてタイヤが接地しにくくなるからです。
膨らんでいる部分を指で『むにゅっ』と、つまむと簡単に直ります。
ホイルやホイルシャフト周りのバランス調整は「指先」も動員してチェックします。
各ホイルシャフトを支えている(ハトメ、ベアリング)位置を軽く親指と人さし指で挟むように持ち、各ホイルの振動を指で感じ取って下さい。
これによって、各ホイル位置のアンバランスを感じ取れるはずです。
(もちろんスイッチを入れるんですよ)
レストンスポンジタイヤなら、テクニック1の最終にある方法で…
ゴムタイヤなら、ホイルから外して少しずつずらしてバランスをとります。
もしだめなら、左右のタイヤを入れ替えて再チャレンジしてみてください。
以上のチェックを済ませると、あなたのマシンはだいぶ変わるはずです。
ブレークインも大事ですが、ブレークインに依存しないでできる部分は自分でトライして、熟成を早めましょう。
そして、さらに気が付いたことがあれば、ワタシにメールしてください。
こちらにフィードバックさせていただきます。
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